マティスが好きな大学生の日常

ふつうの大学生のふつうの日常です。

小澤征爾×村上春樹『小澤征爾さんと、音楽について話をする』

 小澤征爾×村上春樹小澤征爾さんと、音楽について話をする』に載っている、小澤征爾マーラーの出会いの話。


 学生のとき同室だった男がマーラーの一番と五番を勉強していた。彼に楽譜を見せてもらい、そのとき初めてマーラーに出会った。「オーケストラというものをこれほどまでうまく使える人がいたんだ、というのがいちばんの驚き」「マーラーってもう、極端なまでにそういう使い方がうまい」。
 自分がチャイコフスキーとかドビュッシーとかの音楽をやっているあいだに、必死になってマーラーを勉強しているやつがいることに真っ青になって、死に物狂いで一番、二番、五番のスコアを読み込んだ。


 バーンスタインのアシスタントのときにニューヨークで初めてマーラーを聴いた。「もう、それはショックでした。それと同時に、バーンスタインがこういう音楽を文字通り『開拓している』現場に一緒にいられるということの幸せをひしひしと感じました。」