マティスが好きな大学生の日常

ふつうの大学生のふつうの日常です。

副島隆彦『余剰の時代』

 副島隆彦さんの言っていることは一貫していないと思うことが多かったけど『余剰の時代』を読んで、副島さんは一貫していると思い直した。

 副島さんはとにかく疑っているのだ。例えば、権力者の言うことは疑う ( なぜなら彼らは騙そうとしているから ) 。ふつうの人々が言うことも疑う ( なぜなら彼らは騙されているから ) 。本書にはこんな記述がある。「注意しなさい、用心しなさい、警戒しなさい、疑いなさい」。

 『余剰の時代』では、題名からは分からないが、楽観主義と悲観主義をめぐる壮大な思想史が展開されている。そしてライプニッツやルソーの楽観主義が批判され、ヴォルテールニーチェの悲観主義が肯定される。世の中、甘くないんだ。( ヴォルテール )