マティスが好きな大学生の日常

ふつうの大学生のふつうの日常です。

猫と量子が見ている。宇宙が美しいのではない、宇宙を黒板にチョークで書けることが美しいのだ。

 松岡正剛さんの千夜千冊を本で読みたいけど、買うのは大変だな。学校の図書館で借りようと思ったけど、置いてなかった。


 調べてみたら経堂図書館に置いてあることがわかった。近いからさっそく行ってみよう。


 経堂図書館に着いて驚いた。やたらとコンビニエントな図書館なのだ。駅のすぐ近くにある。そして小さい。机がない。みんな抜け道として使っている。

 まぁそんな話はどうでもいいか。


 とにかく、経堂図書館に入って、検索して本の場所を調べて、『千夜千冊』がある本棚の前に来た。全8巻。第3巻だけ借りられていた。




 科学が扱われている第2巻の『猫と量子が見ている』を手にとって、イスに座って読みはじめた。午後2時。


 冒頭は、マイケル・ファラデーの『ロウソクの科学』。きらきらしている。次は、寺田寅彦が懐手して宇宙見物。あぁ、こんな科学があるなんて!それから今西錦司の自然学、ジャンケンのゲーム理論アリストテレスのシステム工学、ライプニッツヴィーコ、中国技術史、博物学ラプラスの確率論、ゲーデル不完全性定理、ホワイトヘッドのオーガニック・プロセス、と続いていく。

 全部ページにありったけの知識と想像力が詰まっている。読んでいると時々松岡正剛という人が存在することがなんだか奇跡のようなことだと感じるほどに。


 岡潔虚数ケプラー『宇宙の神秘』、アインシュタイン湯川秀樹の耽美主義、トモナガ、デヴィド・ボーム『全体性と内部秩序』、エントロピー、時間の矢、ソリトンウィッテンM理論、鉱物学、世界樹、キノコ、山、シュレディンガーホメオスタシス利己的な遺伝子、男と女の進化論、ラマルク『動物哲学』、パンダ、ゴジラネオテニーエイズ、神の生物学、複雑系、自己組織化。百花繚乱。


 あとがきを読み終えたのが午後8時。本文だけで1106ページ。

 とにかく頭と腕が痛い。

松岡正剛千夜千冊

松岡正剛千夜千冊