マティスが好きな大学生の日常

ふつうの大学生のふつうの日常です。

ミシェル・フーコーについて。

「人間は日付よりも動作や笑い声を鮮明に記憶しているものです。」



 ドゥルーズの『記号と事件』に納められたミシェル・フーコーについてのインタビューをよむ。



フーコーが、あの強烈で謎めいた人格をもって存在するということ、そしてあれだけの文体を駆使してあれほど美しい本を書いたということについて、私は喜び以外の感情をおぼえたことがないのです。」


フーコー当人からして、すでに正確な意味で人称とはいえないような人物だったわけですからね。日常卑近な状況でも、すでにそうでした。たとえばフーコーが部屋に入ってくるとします。そのときのフーコーは、人間というよりも、むしろ気圧の変化とか、一種の<事件>、あるいは電界か磁場など、人間ならざるものに見えたのです。かといって優しさが足りなかったわけでもありません。」

記号と事件―1972‐1990年の対話 (河出文庫)

記号と事件―1972‐1990年の対話 (河出文庫)